食べすぎるてしまう原因と対策/脳と身体を離して考える自律神経ケア

自律神経の鍼灸治療の様子
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 ヒトはストレスを感じると、脳に快楽を与えようと行動します。食べたり、寝たり、運動したり、マッサージに行ったり、しかしそれには落とし穴があります。当院では、脳と身体は切り離して考えてくださいと説明します。脳が欲しているもの全てが身体によいとは限らないからです。このことについて解説します。

 身近な例で挙げると、食べたり飲んだりすることがあります。ストレスをため込むとそれを発散させるために、食べすぎ飲み過ぎたり、甘いものを口にしたり、辛い物や冷たいもので刺激を求めます。これら全ては、満腹中枢を満たすと同時に脳へセラトニンやドーパミンを分泌させることで快楽を脳へ与えます。皆さんも経験はあると思います。しかし、この刺激物の過剰摂取または長期にわたる摂取は消化器系にダメージを与えます。脳は気持ち良く満たされているのに、身体への負担が大きいんです。

 当院にも毎日辛い物が食べたり、甘いものを欲っしたり、お酒を毎晩たくさん飲まれる方が来ますが、治療後にそれらがいらなくなったという声は少なくありません。鍼やマッサージは、ツボへ刺激を与えたり筋肉をほぐして血流を改善させたりするのと同時に『痛み』を与えています。この痛みもまた、脳へ快楽を与える刺激です。この作用によって上記の刺激が必要となくなります。また、痛みに関して説明すると、マッサージ店へ通うと最初は痛かったのがだんだん心地良さに変わるのは、痛みに慣れ快楽を感じるようになるからです。しかし、もまれた筋肉の筋繊維はぶちぶちと切れてしまいます。強く揉むリラクゼーションサロンや、自宅での過剰なマッサージは当院ではお勧めしていません。このことからも痛みは快楽と紙一重という事が分かると思います。そして、先ほどお伝えした辛さもまた、味覚ではなく痛みに分類されます。辛い=痛いから気持ち良く止まらなくなります。

 また、運動もまた身体にここと良さを与えますが、気持ちいからとやりすぎるとケガをしたり疲労が蓄積してしまいます。また、たばこや、極端な例でいうと薬物もそれに当てはまります。

 しかし、ストレスがたまるとどうしても食べすぎたり、飲み過ぎたり、痛みを与えすぎてしまいます。これは仕方のない事です。四六時中すべて律することは難しいです。そこで、してしまったものは仕方ないのでその後のフォローが大事です。食べ過ぎたら休む、飲み過ぎたらチェイサーを付けたり休肝日を設けます。

 自律神経を整える方法はたくさんあります。一つの方法に偏り過ぎず満遍なくストレスケアを心掛けてみてください。

自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪都島区京橋駅徒歩一分

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