食いしばりに対する鍼灸治療

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鍼灸サロンNOTOが行う食いしばりの鍼灸治療

 治療は、顎を中心とした局所治療と身体全体の自律神経を整え、ストレスへの免疫力を高める治療を同時に行います。食いしばりは、ストレスによる自律神経の乱れが根本的な原因であるため局所治療の対症療法では、限界があります。身体の自律神経を整えるツボを使う事でより根本的なアプローチが可能です。

頭部に対する治療

 治療部位は、左右側頭部の側頭筋と呼ばれる筋肉に対して施術を行います。また、目の側のこめかみの太陽と呼ばれるツボも有効です。食いしばる方は、この側頭部やこめかみにかけて強く緊張をするため入念に鍼の刺激を与えてほぐす必要があります。

首に対する治療

 首は、喉仏のすぐ横に走る胸鎖乳突筋や顎二腹筋に対して行います。この筋肉もまたあごを動かすことで緊張しやすいため、少し深く刺す事で深部の緊張をほぐします。

 鍼を刺す時は、正面からと後ろから施術をする必要があります。胸鎖乳突筋は、とても太い筋肉のため前と後ろで刺激を与えなければ緩みにくいからです。

胸に対する治療

 胸の大胸筋、小胸筋を中心に緊張をほぐします。ツボでいうと、中府、雲門にあたります。食いしばりの方は、このツボが緊張し凝り固まっているのが特徴です。

治療の注意する点

 顎に対する治療は、極力少ない刺激が良いと考えています。理由は過度又は余分な刺激はかえって筋肉組織を痛め、局所的に筋防御作用による人工的に作られたコリができてしまうからです。マッサージによる広範囲の強い刺激や太い鍼や多すぎる本数による施術は身体に対する負担が大きいと考えています。よってその方その方による刺激量の微調節がとても大事になってきます。

終わりに

 初めにお伝えした通り、食いしばりの根本的な治療は、普段のストレスケアをすることによる自律神経の安定です。また、習慣化することでストレスが減ったのにも関わらず食いしばりが継続する方がいます。そんな時は、エラボトックスなどの強制的な筋肉弛緩治療を用いてきっかけを与える選択肢もお考え下さい。

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