自宅にいると症状が悪化する理由とセルフケア/自律神経を整えるヒント

自律神経の鍼灸治療の様子
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自律神経が乱れやすい患者さんの共通点

 当院では、自律神経が乱れ病院や鍼灸院、整体院などへ行ったにも関わらず症状が改善せず悩んでいる方の来院が9割です。普段、患者さんとみていると気づくことがあります。その一つが今回のお話です。この話を聞くと、アッと気づく方もいると思います。

自宅で過ごす習慣

 めまい、パニック障害、不眠症、鬱病…自律神経の症状を持った方は、心身の症状の辛さから自宅にこもりがちです。また、症状が重篤でなくても休みの日は自宅でゆっくり休む方も多いです。平日のお仕事で心身共に疲れ果てそのような習慣を持ってしまっています。

自宅で過ごすと悪化する理由

 しかし、実はこの自宅で休むという行為が今の症状をより悪化させている可能性があります。くつろげる自宅ですが、症状や悩み、不安を抱えている時はそれに対してより深く考えようとしてしまいます。要するに意識が自身に強くフォーカスされることで痛みはより痛く感じ、悩みはより深い悩みになり、不安はより強い不安感をもたらします。
 この理由は、自宅は視覚や嗅覚、感覚などの五感にとってとても慣れた環境のためです。慣れているがゆえに頭で考えるためには最適なんですが、それが症状や悩みとなると逆に良くありません。この習慣を無意識に身に着け、自律神経をより乱してしまい悪化させて来院する患者さんがとても多いのです。

自宅の外へ出るススメと方法

 そこでNOTOでは自宅ではなく、できるだけ外へ出て過ごす習慣をお勧めしています。

自宅から少しでも外へ出る

 最初はベランダからでも構いません。窓を大きく開けて外の空気を取り入れてみるのもいいです。慣れてきたらマンションにお住いの方なら廊下へ出てみてください。次は自宅の外、道路、近くの公園と少しずつ行動範囲を広げてみましょう。ウォーキングをする方は長くても20分をお勧めしています。

くつろげる場所へ足を運ぶ

 少しずつ行動範囲が広がったら次は、自分にとって心が休まるところへ積極的に足を運ばせてください。公園、山、川、海、カフェ、図書館、美術館などどこでも構いません。自分のペースで歩けないほどの人混みが多いところはできるだけ避けてください。また、考え事をする場合はそこへ行ってしましょう

五感をつかう

 当院が一番お勧めする方法が自然へ行って五感を刺激することです。土、草、花の香を感じ、大地や草原を踏みしめる感触を味わい、小鳥や清流、波の音に耳を傾け、食事をとってみてください。五感をつかうと脳は逆に休むことができます。

最後に

 この気づきがあるかないかで、自律神経の症状の安定感が変わります。自律神経の症状は鍼灸治療だけでは治りません。必ず自分の弱点を知りそれを補うケアを持つ必要があります。

 Youtubeもご参照ください。

自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪都島区片町京橋駅徒歩一分

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