精神疾患の6割が陥る盲点/自律神経ケア
2024年6月1日
自律神経には、交感神経と副交感神経があります。
いずれも偏った働きをすると心身に悪影響を及ぼしかねません。そうならないために、この2つの神経は持ちつ持たれつの関係で吊り合って作用します。
この吊りあった関係は簡単に崩れる事は、ありません。しかし、長期的なストレスや過労がこのバランスを崩してしまいます。
特に注意しないといけない方は、自覚症状の無い身体の疲れを持っている方です。
精神疾患でご来院する患者さんの約6割は自覚症状が無いまま生活をされてきて、ある日突然発症した方々です。
疲れや痛みといった自覚症状がないから、休みませんしケアも怠ってしまいがちです。しかし、確実に心身を蝕んでいます。
身体は、ストレスの器と考えて下さい。その器が緊張し過ぎていたり、固まった状態では、ストレスを受ける余裕がありません。
そして、精神疾患をお持ちの方はこの身体の緊張や疲れを感じにくくなっています。
私の経験上、精神的ストレスは、肉体的疲労を感じさせなくさせます。
実際、治療を進めていくうちに精神的疲労が緩和すると同時に、肉体的な痛みや症状が現れる患者さんは多いです。
『初めて肩がこりました。』
『鍼をした後、痛くなかったお腹が痛くなったんですが、大丈夫ですか…。』
いずれも、本来身体が感じておくべき症状が発症する前の黄色信号であるものです。
これを感じずに普段の生活を送っている事で、器である身体が限界になり受けきれずに精神疾患を発祥してしまうんです。
主観で感じるものが全てではありません。客観的に見て初めて分かることの方が実は多いのです。
自律神経を整えることで重要なことは、客観的に身体を見てもらうと言うことです。
自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪 都島区 京橋駅 徒歩1分
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