ストレスを治療するきっかけ/自律神経を整える

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ストレスに関する治療をしたきっかけをお話しします。

NOTOが自律神経やストレスにこだわった治療をしているのには、理由があります。

以前勤めていた鍼灸院では、治療の基礎を学んだ後、自分の思うように鍼灸やマッサージの治療をさせて頂いていました。

自由というのは、楽なようで意外と難しいものです。当時の私も痛みは、どうすれば良くなるのかをセミナーに行って勉強したり専門の書籍を読み漁ったりしては、治療で試したしておりました。書籍やセミナーの知識通りに治療結果が得られないことにとても苦戦したのを覚えております。

当時は、痛みのある場所を中心に治療をするというやり方で治療をしていました。
しかし、それでは、なかなか痛みが取れることが少ない事が判りました。そして自分なりに試行錯誤をし患者様の治療部位と治療結果の統計をとり、今の治療方法である痛みのある箇所とそれとは違う場所の関連した筋肉や関節への治療によって随分と痛みや症状を改善できる事が分かりました。

運動学をベースに痛みをツボと筋肉に刺す方法です。肩の痛みを腰や足首から治療する事も少なくありません。

しかし、それでも取れない痛みや症状は、存在しました。

そんな時に、思い出したのが大学や自分自身の経験でした。
大学では、心理学を専攻し4年間心理学の論文と向き合ってきました。その中で、心理的な要因で痛みが発生する論文にも出会っていたのを思い出しました。
また、私が学生時代にあらゆるケガをしてきたのは、以前にもご紹介しました、その何度も経験したケガの時期の中でケガが完治しているにも関わらず痛みが強く出てくることが多々ありました。そんな知識と経験から自分の中で仮説を作り臨床と書籍の勉強に取り組んできました。

痛みは、脳が作ります。
膝を擦りむいたとしても、脳から痛みの物質が出なければ、痛みは感じません。膝が痛みを感じているのではなく、脳が感じているからです。ストレスは、脳に負担をかける事は、研究されてきています

また、専門学校の臨床室に初めて先生として治療に入ったとき、来院された患者様が首の痛みを訴えておりました。そしてその時私が考えていた痛みの仮説が確信する事が起きました。

その方は、朝から首が痛く曲がらない状態でした。しかし、いつも診てくれている先生でないと首は触って欲しくないと言われました。首を触らずにどうやって、初心者の私が治療できるのかな?と思いながらも、その方の話を聞きながら治療を始めるのでした。
お互い不安で緊張を持った状態で治療が始まります。最初はなかなか話ができなかったものの、治療を進めるうちに患者様は、ある話を打ち明けてくれました。

それは今朝、夫と大喧嘩をしたという話でした。

するとその話を聞いていくうちに、患者様の身体の緊張はどんどん取れているのが分かりました。
そして、話が終わる頃には首も動き出し、座って頂き痛みの確認をしてもらうと『首が楽になってる!!』と一言。

私も驚きましたが、とても嬉しかったのを覚えています。

それから月日が経ち、自律神経の治療を専門としていた大阪の父(師匠)と出会い、経験を重ねるうちにその時の経験の理由を確信できたのでした。

自律神経は、身体の機能をとても幅広く担っています。色々な機能を担う分、乱れやすくもあり、逆にアプローチがあらゆるところから出来るため、治療を施すことで安定もしやすいのです。

【身体】の健康は、誰もがわかっている事ですし怪我や痛みとして分かりやすく出ます。

しかし、【心】の疲れは、気付かないうちに積み重なっているため、大丈夫だろーと思っているうちに取り返しのつかないほど、重症化する方が多いんです。

自律神経という、心身の安定には欠かせない神経を1人でも多くの人が知って、未然に防げるものを防げたらと思っております。

そして、NOTOは、これからもストレスを克服して、いつまでもキレイで健康な若々しさを皆様にお届けできるように、日々精進致します。

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