不眠症、機能性ディスペプシアに悩んだ原因は、プライドが原因だった?/30代女性Aさんの改善記録

機能性ディスペプシアと不眠症の患者
  • URLをコピーしました!
機能性ディスペプシアと不眠症の患者
機能性ディスペプシアと不眠症の患者

皆さんは、これからの将来に不安を感じろことはないでしょうか。

Aもしくは、Bと思案を巡らすけど、結局決断ができない事はないですか。

先日、3か月ぶり来られた患者さんもまた、そのひとりです。

患者Aさんは、生まれ育ちは四国で現在は大阪の会社で勤めています。

都会に憧れ、大学で大阪に上京した後、就職をしてまもなく8年目を迎えようとしていました。

当院に初めて来られた時は、自律神経が乱れて夜も眠れなくなり、胃腸の調子も崩して病院では、不眠症と機能性ディスペプシアと診断されました。

症状の発症後、実家に帰り療養期間を経て大阪に戻り復職をしていましたが、調子が一向に回復せず、悩んでいました。

当院には3ヶ月ほど通院しました。

症状はほぼ完治をしたものの、その後も3ヶ月に一度ほど調子を崩しては来院していました。

初めて来院してから2年が経ったある日、またもや調子を崩して来院しました。

シルバーウィークで実家に帰省した後、大阪に帰ってきてから不眠症と食欲不振に悩まされていると…。

治療の中で話を聞いていると、ある悩みを打ち明けてくれました。

『大阪に残って、仕事を続けるか、田舎に戻って両親の元にで暮らしながら仕事に就くか悩んでいる』と。

私はここで、今までの症状の原因はこの葛藤にあると判断しました。

実は、この方、プライドがご自身でも自覚のあるほど高く、周りの人を寄せ付けないとても強い意志を持った方でした。

これは、初めて当院を来られた時に私自身も強く感じていました。

原因は、仕事以外にあると感じていたものの、本人から原因となる経緯もなかなか口には出してくれないため、も言う一歩踏み込んだ話をできていない状態でした。

ーーーーーーーーーーー

田舎に帰ろうかと悩んでいるとは、言うものの、口から出てくる言葉は田舎に帰った時に起こるかもしれないマイナスな将来についてでした。

そこで私は、『では、もし良い将来を頭に浮かべたら、その判断はできそうですか?』とお聞きしました。

本人からは『できない』と返答がありました。

ヒトは、選択肢に迫られるとき、先ず悪い将来を考えます。

そして、なかなか行動には移せないのです。

しかし、その逆の良い将来を頭に浮かべたとしても、行動はできない事が多々あります。

それは、一体どうしてだと思いますか。

…………………。

実は、その理由は、将来の不安や将来の幸せよりも、現在の『失いたくないもの』に執着をしているからです。

そして、今回の患者さんにとっての失いたくないものは、大阪で今まで培ってきた自身の社会的な地位や評価、社会的な見え方でした。

所謂、プライドというものです。

まずは、将来の選択の前に現在の『それ』を整理していく必要があります。

この話をすると患者さんは、半分納得したようでした。

そして、そのあと、私から話をしたのは、

『将来の不安や幸せは当たる事はほぼありません。今見えているのは現在で、今現在の事へ、ベストを尽くせるかで将来良い方へ行くのか悪い方へ行くのかの方向が決まります。』

『Aさんは、現在今の仕事や立場にとても誇りと自信を持っています。』

『そして大きな問題もなければ、新たにステップアップできる状況でもあります。なので、この今の状況をあえて大きく変える必要はありません。』

『今のAさんの原動力はなんでしょうか。恐らく今まで大阪で培ってきた自身のプライドです。今もし、このプライドを捨てて田舎に帰るとどうでしょう。』

『おそらく、仕事へのやる気が出ず、仕事に対する愚痴が増え、自律神経も乱れて体調を崩すでしょう。』

ここまではっきり申し上げるのは、普段はそうありません。

しかし、私もせっかく通ってくれている患者さんには、より良い人生を歩んでほしいと強く願っています。

するとAさんからはこんな言葉が出ました。

『あっ、そうです。きっとそうです。』

ここで、納得いかなった半分が腑に落ちたようでした。

そこからは、色々な話をしてくれました。

田舎のこと、両親のこと、恋愛に関することまで。

今までは、こちらから質問をしてもなかなか話をしてくれることは少なかったのですが、これを機に話をしてくれるようになりなりました。

そして実は、NOTOへ来院する1か月前に心療内科の先生からも、

『Aさんは、どこも精神的な異常は見当たらないので、今通っている鍼灸の先生の所でゆっくり話を聞いてもらってください。』と。

すべてがつながったようでした。

『私、話を聞いてもらう人が必要なんですね。色々と自分で決めて判断してきて、周りにも話をする人が本当に少なくて…。』

それからは、不眠症や胃腸の調子も以前ほど強く現れることはなく、今は前を向いて突き進んでいます。

当院では、こうして話をすることで治療だけでは解決のできない症状の根本原因にもアプローチをします。

自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪都島区京橋駅徒歩一分

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次