【院長の体験記】私が学生時代に体験した過敏性腸症候群

私の学生時代は、今のように情報をすぐネットで調べれる環境ではなかったので、今のようにお腹が痛いと思っていても我慢をするしかありませんでした
私が高校生の頃、特に部活を引退して受験のために勉強に明け暮れていた3年生は、ガスがお腹に溜まりその痛みやお腹から出る音に苦しめられました。
今思うと、どうして周りにもっと相談をしなかったのだろう…と思うのですが、当時の私にとってそれは我慢するしかないと思い込んでいました。
授業でしーーーんとなる時間が嫌いで、その度に机や椅子を少し引きずって『ギギーッ』と音を鳴らして自分のお腹の音をごまかす事を授業だけでなくテスト中も行っていました。
テストを途中で放棄してしまったことも度々ありました。
後ろに誰かがいることが嫌で、一番後ろの席に着いたときはどれだけ安心したことか。
身体をくねらせ、お尻の位置を変えることでお腹の音が緩和することがあったので、常に動いていました。
恐らく周りの友人や先生からは、せわしなく落ち着きのない人だなと思われていたと思います。(予測です。笑)
調子がいい日もあるんです。しかし、最初は調子が良くても午後からの授業では、急に症状が現れたりします。
少しお腹の事を意識しただけで、スイッチが入ったかのようにガスが溜まりだします。
結局、当時は学校へ行ってもお腹の事で受験勉強やテストどころじゃなかったんです。
今だからわかるのですが、当時の私は自律神経が乱れ放題の状態でした。
眠れない、毎日のようにだるい、頭痛がする、吃音や一言目が出ず話しにくかったり、チックや強迫性障害のような何かをしていないと落ち着かないような状態でした。
また、当時の私は話し方も今よりも早口で何を言っているかわからないので友人から何度も聞き返されたり、そのことを笑われたこともあり、『どうしてわかってくれないのか』と、やきもきしていました。
今こうして時間が経ち、心理学を大学で学び、医療の知識を専門学校で学び、自律神経で悩む患者さんとの治療を経験し、自分の今までの辛い経験振り返り、自分自身と向き合お続けた今だからわかる事です。
当時はそれが病気や症状だなんて、思いもしませんでした。
当時を振り返ると色々な原因が複雑に絡んでいたんだと思います。
私自身、周りからどう思われているんだろうと強く思うタイプでした。その性格がこの症状と相性が悪かったのもあります。
また、この過敏性腸症候群の症状について誰一人として相談をする人がいませんでした。
今こうして患者さんを治療して分かるのですが、相談をする人がいなく自分一人で悩みや症状を抱えている人は、症状が重症化、長期化しやすいのです。
当時の私はまさにその状態でした。友人は勿論の事、親にも相談はしませんでした。
当院に来られる学生の方も、ほとんどの方が親には本音を話せる人が少ないです。
親御さんたちは話をしてくれているものと思っているのですが、実際に私がお子さんから聞いた話をお伝えすると知らなかったという方が多いです。
素直に親に話すのは成長の途中の学生にとっては意外とハードルが高いのかもしれません。
学校の定期テスト、塾、センター試験、大学入試とすべてにおいてこのお腹と闘いながらなんとか進学しました。
しかし、思うことは同じ経験を今目標や夢に向かって歩んでいる方に体験してほしくないという事です。
過敏性腸症候群(通称IBS)は治療だけでは治りません。
よく、お薬を飲めばとか、首の骨を整えればとか、このツボを刺せばとみることがあるかもしれませんが、今まで見てきた患者さんや私自身の体験からもはっきり言えることは、
身体だけが原因ではありません。
必ず、そのような症状に陥った原因があります。
それが、性格からなのか、生活習慣や環境からなのか、今まで経験してきた失敗やトラウマからなのか、それとも思考解せからなのか
このようなバックグランドを分析し、絡まった糸を一本ずつ解く作業が必要です。
過敏性腸症候群に限らず自律神経の症状はこの作業が一番重要で、尚且つとても難しい事でもあります。
こんなことを言うと一部の治療科の方から猛批判をうけるかもしれませんが、
治療はあくまでも『きっかけ』です。
治す力はもともと人それぞれ備わっていて、今は自分の力でその力を引き出せない状態に陥っています。
それを鍼や、お灸、マッサージそしてカウンセリングという名の会話を通してきっかけを与えてあげることで、症状は回復へと向かいます。
長くなりましたが、当院の治療が少しでも多くの悩める学生たちの手助けになればと、思って日々私自身も勉強に励んでいます。
もし要因の治療が気になりましたら、ご相談だけでも構いませんのでご連絡お待ちしております。
自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪都島区京橋駅徒歩一分

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