自律神経を整える呼吸法/自律神経失調症、不眠症の方必見
自律神経を整える呼吸方法って!?
人の行動の9割は無意識と言われます。
ですので、全ての事をどのように行動したかは、一つ一つ覚えている方は、いません。
しかし、この無意識の質を良くする事は、皆様の心身の健康にとても役立つかもしれません。
特に呼吸は、ヒトにとって生きる上で先ず大事になる無意識行動の一つです。しかし、息をする事は、当たり前すぎて呼吸の質が下がっている事に気付かない方が殆どです。
NOTOが何度もお伝えしているのが、
『吐く呼吸法』です。
息は吸うだけではなく、吐く事も大事です。いやっ、吐くことが大事です。
息を吸う事は、誰にでもできます。また、嫌でも吸わざるをえません。しかし、息を吐く事をして下さいとお伝えすると、意外と上手く吐けない方が多いのです。
呼吸を円滑に行うためには、身体の中(肺)と外で酸素と二酸化炭素を交換して循環する事が必要です。
通常一度の呼吸で身体を出入りする空気の量はペットボトル一本分(500ml)になります。
深呼吸になれば、3ℓ近くの空気の量が身体を出入りします。
呼吸数は、毎分12回〜20回程度。
1日に換算すると、17000回〜28000回になります。約3万回!
凄い数ですよね!
しかし、もしこの呼吸が乱れた状態で十分に酸素と二酸化炭素の交換ができていない場合、皆様の身体の中では、自律神経を始め、あらゆる所へ悪い影響があります。
二酸化炭素を吐き出さない場合、身体には二酸化炭素が残った状態になります。
身体中の血中の二酸化炭素濃度が上がり、脳も酸欠状態に陥ってさまざまな症状を引き起こします。
頭痛、肩こり、めまい、吐き気、落ち着かない(パニック状態に近い)、記憶が飛ぶ、日中に眠くなる、疲れが取れない…
『吐く』は、肺に残った余分な二酸化炭素を吐き出して、新鮮な酸素を取り込むための準備です。これがとても大事です。
身体のphや、迷走神経を介した反射機能、延髄に関わる呼吸機能など、難しい事はここではお伝えしませんが、単純に息を吐く事で体調が変わる方は、たくさんおられます。
そして、最後に呼吸のリズムも大事です。
吐く事ができても、呼吸のリズムが早いままでは、良くありません。
十分にゆっくり息を吐いた後、空気を無理矢理吸うのではなく、息を吐く事で陰圧になった肺へ空気が自然に入ってくる…そのままの流れで穏やかに吸い込んで取り込むイメージです。
これを意識的に何度も何度も継続する事で、普段の無意識の呼吸の質がきっと変わります。
仕事中、パソコン中、家事、考え事をしている時など…
それぞれのシチュエーションで是非意識をして下さい。
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