部活は心の健康に一躍買っている!?

自律神経を安定させる部活動
当院では、自律神経の乱れから発症した症状に悩んで来院される学生方が多いです。その学生たちを見ていると、症状の原因の一つに似通った事が見受けられることがあります。それが今回お話しする部活と心の健康についてです。当院へ来られる学生の多くが部活を辞めると同じ時期に発症をする又は症状が悪化しています。部活では身体を動かしたり、集中したり、仲間と話をすることでストレスケアを無意識に行えていると考えています。
脳を休ませるには身体を動かす
部活を卒業した瞬間から急に身体よりも頭をよく使うようになります。日本では、受験勉強のために部活動を卒業するのが一般的です。しかし、この習慣が心の健康を蝕んでいるのではないでしょうか。当院では脳と身体は拮抗関係であると考えています。頭を使いすぎると身体は休んで動かなくなり、身体を良く動かすと脳(心)は休むことができます。実際に、スポーツや芸術に至るまで、頭で理屈を考えて行うよりも、その時に感じたことを素直に行う方が良いプレーや良い作品が生まれやすいです。部活動を卒業した三年生は受験が始まり、頭ばかりを使うことで頭に血や熱が上ります。部活を引退し身体を動かす機会が無くなったため、頭を休ませる時間も少なくなり、頭は常に働いています。それが原因で起立性調節障害や過敏性腸症候群、倦怠感などの症状を引き起こします。
集中は脳への快楽
また集中をすることもまた脳をリラックスさせてくれます。集中をすることはポジティブ心理学では心地いい時間であると考えます。集中を通して脳がリラックスすることもできるんです。

また、仲間との会話もまたストレスを発散させれる機会になります。会話を通して自分の気持ちを吐き出したり、笑ったり怒ったり悲しんだりと感情を出すことでストレスが発散されます。
最後に
学生の症状の原因は、多岐にわたります。当院では、原因を患者さんと会話を通して探り、客観的に分析し患者さん本人に納得し腑に落として頂く事で症状の改善につながります。治療だけでは改善が難しいため、カウンセリングもとても重要になります。病院やその他の院に行ったにも関わらず良くならないのは、身体だけに問題があるわけではない、からではないでしょうか。
自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪都島区京橋駅徒歩一分
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