過度に集中をしてしまう方のケア/自律神経を整えるコツ

自律神経の鍼灸治療の様子
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過度な集中は自律神経を乱す?

何時間も忘れて集中する経験はないでしょうか。実はこの過度な集中力が今のあなたの体調を悪くして自律神経を乱している原因かもしれません。

ポジティブ心理学から学ぶ、集中力とは

 PC作業、片付け、趣味、SNSと、気づいたら時間が経っていて身体はバキバキに凝り固まってしまう方は、自分の身体には意識を向けずに目の前のものに集中しています。目の前の作業は集中して進むかもしれませんが、その作業を行っている身体は過度な負担がかかっています。ヒトは、集中をすると気持ち良くなれるという研究があります。ポジティブ心理学と名付けられ、近年精神の安定を図る目的で治療が行われるケースもあります。
 そうなんです。集中をしている時ヒトは目の前のものに意識を向けることで気持ち良くなれるんです。それが、集中力の過度に繋がっている可能性があります。

脳と身体は分けて考える

 以前からNOTOでもお伝えしているように脳と身体は分けて考える必要があります。脳が欲するものが全て身体(脳以外の筋肉、神経、血管、内臓など)にとって良い物かというとそうとは限りません。例えば、辛い物が好きな方は過度に辛い物に執着する傾向があります。辛さは【痛み】です。痛みを感じることで脳が気持ちよくなれます。ストレスを多く抱える方はこの辛さに依存することで脳をリラックスさせようとするのですが、肝心の胃腸はというと大きな負担となり、血便が出ることもあります。このように脳と身体は別で考えることが重要になります。今回の例でいえば脳は集中をすることで心地よさを感じたいと信号を発することで身体はそれに従って動きます。しかし、ストレスを多く抱えている方は脳が満足するまで動こうとすると何時間も集中しなくてはいけなくなります。それが過度な集中につながります。結果的に身体は硬くなりまた、脳も働きすぎることで熱を持つことで軽い炎症反応を起こします。自律神経が乱れやすい方には頭に熱がこもっている方が多いのも特徴です。

過度な集中を予防するケア

 では、過度に集中をしないためにどうすればよいのでしょうか。それを今からご紹介します。

①環境を変えてみる

 集中をしたいときヒトは静かで落ち着く空間を選びます。特に夜間はそのシチュエーションとしては最適です。しかし、この環境こそが実は過度に集中をしてしまう原因につながります。そこで、集中をする場所や時間をかえてみては、いかがでしょう。例えば、集中をする時間を朝や日中、夕方などにしてみるのもいいでしょう。特に朝は朝食や仕事、家事、育児等の支度をするための時間が決められています。強制的に時間を区切るためには良い時間です。

②時間を決めて作業をする

 過度な集中を防げます。スマホにはタイマー機能が常備されています。その機能をつかい時間が来たらやめる又は、しっかり休憩をとることが重要です。

③集中力の分散

 作業場所を自宅ではなく、ヒトのいるカフェや公園、図書館などですることで良い加減に気が散る事で集中力を分散させます。

最後に

 やり方は無数にあります。先ずは、きっかけを与える事から始め、それを訓練し習慣化することで今よりも客観的に自分を見つめ、自律神経を乱しにくい習慣と思考を身に着けてみてください。

 

自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪都島区京橋駅徒歩一分

 

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