鍼灸院、整骨院、整体やリラクとは何が違うの?

鍼灸マッサージ院NOTOの道下です。本日は、町でよく目にするリラクゼーションやセラピー、整体、と比べて当院の治療の何がそれと違うのかをご紹介します。
先ず、根本的な違いとして、国が認める医療としての国家資格なのか、個人による民間資格なのかの違いがあります。
国家資格と民間資格
国家資格を有するもの
鍼師、灸師、あんま師、マッサージ師、柔道整復師、理学療法士、看護師
民間資格であるもの
整体師、リラクゼーション、セラピスト、カイロプラクティック、オステオパシー
それぞれの資格の条件
上記をご覧になり、初めて知った人も多いのではないでしょうか。医師ではなく医療行為として認められた資格はごく限られています。そして、最低でも三年間の国が認める医療専門学校へ通い修了し尚且つ、国家試験に合格した者が与えられます。
では、他の民間資格はどういった条件でもらえるのでしょう。実は、この資格は持っていても持っていなくても開業ができる資格になります。ですので、この記事を読んでいる方が明日から整体院やリラクゼーションを開業することは可能です。また、資格がある場合、その資格の条件はその資格を作成した人によって作られます。お金を払ってもらえるものもあれば、数か月の講義等で取得できるものもあります。
国家資格と民間資格の治療の差
国家資格と民間資格それぞれのメリットデメリットを見ていきましょう。
国家資格者の治療
メリット
・医療の知識に基づいた治療を受けることができる。
・リスク管理ができるため、医療機関の受診が必要かの有無が判断できる。
・技術が平均して高く、質の高い治療を受けることができる。
・医療保険を使った治療が受けられる。
・施術によるケガ等のリスクが低い
・個人情報の取り扱いが法律で定められている
デメリット
・治療におけるデメリットは無い
・自費の治療は民間資格に比べ比較的高くなる
民間資格の治療
メリット
・自費治療は国家資格の治療に比べ安く受けることができる
・気軽に利用ができる
デメリット
・医療の知識を熟知していない
・技術に個人差が激しい
・施術による事故のリスクが高い
・リスク管理ができないため医療機関の受診が必要か否かの判断ができない
・医療保険による治療は受けれない
・個人情報の扱いが法律では定められていない
国家資格による治療と民間資格による治療の利用の仕方
上記のように、国家資格を有するか否かの差は大きいと分かります。
しかし民間資格では、比較的利用がしやすく日常使いができるのが大きなメリットでもあります。そこで、ご自身がどちらへ通うべきかNOTOなりの判断基準を設けさせていただきます。ご参考ください。
国家資格の治療を受けた方がよい方
・病院を受診したのにも関わらず、症状が改善しない
・痛みが強く日常生活に支障が出ている
・安心安全で質の高い治療を受けたい
・お薬を服用しながら治療を受けたい
民間資格の治療を受けた方がよい方
・日常生活に支障がないが疲れがあり解消したい
・通いやすい金額で受けたい
・色んな治療法を受けてみたい
国家資格の治療を受けたい方は、なんとか治したいという意思と安全で質の高い治療を受けたい方におススメします。民間資格の治療を受けたい方は、慰安を主にした治療や、日本では国家資格として認められていない治療に興味がある方へお勧めします。
国家資格をもつ治療院の見分け方
意外と知られていませんが、看板の名前を見るだけで見分けることができます。
国家資格を持つ治療院の名前
・鍼灸院
・鍼灸マッサージ院
・整骨院
・鍼灸整骨院
・接骨院
・マッサージ院
民間資格を持つ治療院の名前
・整体院
・リラク
・カイロプラクティック
・オステオパシー
・リフレクソロジー
・ボディケア
・エステティシャン
・※ベビーマッサージ
・マッサー
・療術院
・ヒーリング
国家資格の治療院以外は、全て民間資格とご判断下さい。マッサージ師は民間資格と思われがちですが、国家資格をもつ者のみ使えるワードです。最近では、ベビーマッサージと称した個人サロンが乱立しておりますが、マッサージ師としての知識や技術を持つサロンはごく一部ですのでご注意ください。
また、整体院といった治療院名であっても柔道整復師や理学療法士といった国家資格を有する方がやられている院もあります。HP又は先生へ直接確認し免許証を見せてもらってください。
最後に
いかがでしたか。これから受診される方は是非ご参考ください。民間資格の治療院へ行かれる場合は、自己責任になりますのでご注意ください。
コメント