仕事を辞めた後も続いた眩暈と動悸/自律神経ケアの患者
仕事を辞めれば症状は無くなる?
当院をご利用の患者さんの中には、辛かった仕事を辞めたのにも関わらず、当時の心身の症状が改善されなく困っておられる方がおられます。その方は仕事の激務から自律神経を乱し、めまいや動悸を引き起こしました。そして結婚を機に退職をしたのにも関わらず眩暈や動悸といった症状が継続し改善されず悩んで当院へご来院しました。
患者さんの仕事は看護師でした。救急科に勤めていたため休みも不定期で尚且つ夜勤も重なり体調を崩されました。NOTOへ来られた時は退職をして3年を経過していました。しかし、それだけの年月が経過しているにも関わらず眩暈や動悸といった症状が日常で多発している状態でした。またその他の症状では、首から後頭部にかけての緊張が強く本人も後頚部に痛みや凝り感を強く感じていました。
自律神経を整える治療
先ず初めに検査を行い症状の原因となっている可能性のある身体の緊張や関節の歪み、神経障害、またツボの反応や皮膚の温度を見ていきます。すると、この方の症状は胃の疲れと、肺の圧迫感、そして後頭部や頸部の緊張から来ている可能性がある事が分かりました。胃の機能を高める足のツボ、肋骨や背部、頸部などの呼吸に関わるツボと筋肉に鍼とお灸、マッサージを組み合わせて刺激を与えていきます。また頭部の特に後頭部へも治療を施しました。治療をして3回目で症状が落ち着き、本人もとても喜んでくれました。その後は月に一回の治療へ切り替え、和歌山へ引っ越しをされた現在も、定期的に通われています。
恒常性機能の低下
仕事が原因で発症をした症状は、仕事を辞めれば治ると皆さんはそう思うはずです。しかし、身体や心には、傷跡がしっかり残り仕事を辞めたり休んだとしても『治療』を行わなければ解決が難しい事が多いです。自律神経を乱した方の身体は、身体を正常な状態に戻そうとする恒常性機能(ホメオスタシス)の機能が低下している状態です。鍼灸治療では、その機能を半強制的に再起動をさせることが可能です。
自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪都島区京橋駅徒歩一分
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