▼神経痛の鍼灸治療
神経痛とは
先ず初めに、神経痛とは身体の全身に走る神経が何らかの影響を受けて痛みを伴うことを指します。例えば、腰のヘルニアによる下肢の痺れや痛み、坐骨神経痛、首の頚椎症性神経根症やそれに伴う手や背中の痺れや痛みなどが代表として挙げられます。
神経痛の原因
そして、この神経痛とは腰や首の骨そしてその周囲の筋肉の緊張による圧迫で起きます。しかしこの器質的原因だけではなく自律神経の乱れによっても痛みが誘発されることが多いことはご存じでしょうか。痛みは、脳から出た信号が痛みを出す神経に伝わりそこのシナプスを介して脳に戻りそこで痛みとして感じます。痛みのスタートは脳です。その脳はストレスや精神的な疲労によって炎症を起こしやすくそれによってその信号の強さが変わり、通常感じるべき痛みよりもさらに増して痛みを増幅させます。次に神経痛の痛みを強くする原因を挙げます。
①精神的ストレス
②肉体的疲労
③寝不足
④冷え
上記のように自律神経を乱す習慣を長期にわたり過ごすことで、ある時に限界を迎え発症をします。
①精神的ストレス
先にも説明したように精神的ストレスが脳に影響を与えることで、本来感じるべき痛みのレベルを上げ、より強く痛みを感じさせてしまいます。
②肉体的疲労
神経が苦手とする負担は圧迫です。正座をして足が痺れる経験がある方は想像しやすいと思います。長時間の圧迫は神経を麻痺させ痺れや疼痛として脳に伝わります。これと同じで身体の筋肉が疲労により緊張し硬くなることで神経が圧迫され神経痛をより強く感じさせる結果に繋がります。
③寝不足
精神的ストレスによって交感神経が優位になると、精神的にも肉体的にもOFFになりづらく、結果的に翌日に肉体的疲労と精神的疲労により神経痛がより強く感じます。
④冷え
神経に負担をかけるのが冷えです。神経痛の患者さんは、お風呂に入ると痛みが緩和されることがあると話すことが多いです。神経は寒さに弱く、痛みをより一層強く感じさせます。
医療機関の治療
薬物療法
リリカ(プレガバリン)が、代表です。痛みの鎮痛効果が強い一方で、脳に作用を促すため副作用が強く長期服用が避けられます。
手術
神経を圧迫している原因となる組織を取り除くことで神経痛を改善させます。最近では、日帰りで手術ではない内視鏡による施術によって済む方法もあります。しかし、手術により痛みが必ず治まるとは言い切れず、手術後も同じように痛みを訴える方もおられます。
保存療法
薬物療法と並行して電気や手技を加療することで神経痛を徐々に改善させます。時間がかかる割に痛みの改善がしづらく、生活や仕事に支障のある方にとっては、選択されない方法の一つです。
神経痛に対する鍼灸治療
問診
先ずは、いつから起立性調節障害の症状が出始めたのかを確認させていただきます。
その上で①精神的ストレス②目や身体の肉体的疲労③寝不足④冷えを問診で聞き取り判断していきます。
また症状の出方やどのような時に起こりやすいか、現在飲まれているお薬やサプリメント、漢方薬等の確認をさせて頂きます。お薬を減らしたい方はこの時にお話しください。
最後に現在感じている身体の痛みや緊張、内臓や精神疾患などをお聞きします。手術や入院等の既往歴も問診表にご記載ください。
カウンセリング
起立性調節障害になる方の大半の方が、外的要因が起因しております。仕事、生活環境、人間関係、家族の事など、お話できる範囲でお聞きし、それに沿った精神緩和ケアを施していきます。また、不眠症になった原因が分からないとおっしゃる方もおられますが、カウンセリングをする中でその原因を少しずつ見つけていきます。
検査
姿勢や筋肉、神経、関節の指一本一本に至るまで徒手検査による動きや緊張、歪みを西洋医学の面から検査します。
また、脈診(脈の打ち方で症状の原因を探る方法)や腹診(お腹の部位による硬さや冷えをみる方法)、ツボの反応点(硬さや凹み手触り等で探る方法)といった東洋医学的な検査を行います。
東洋医学では、気が頭に上ることで肩から上に熱が上がり症状が現れやすく、手や足先に冷えが停滞することで不眠症が起きやすくなると考えます。
治療
問診、カウンセリング、検査等で得た情報から西洋医学における原因となる部位と、東洋医学における原因となるツボへ鍼やお灸、マッサージ等を組み合わせて行います。鍼は刺した状態で5分程置く置鍼法や、刺した後にすぐ抜く単刺法を部位によって使い分けて行います。また、治療中にもカウンセリングをさせて頂きます。
筋肉へのアプローチ
痛みを感じている部位の周囲の筋肉に対して鍼を刺していきます。筋肉は岩盤の層のように幾重にも層を成しています。神経を圧迫している筋肉のコリや緊張は深い層に多くあるため、マッサージではアプローチできません。しかし、筋肉の奥にまでアプローチのできる鍼ではコリや緊張をほぐすことが可能です。
自律神経へのアプローチ
NOTOの鍼灸治療は、ツボを用いて自律神経を安定させることを目的としています。足のツボを使い胃腸の機能を整え、手足のツボを用いて呼吸を整え、首や頭のツボを用いて交感神経の興奮を緩和させます。また、睡眠の質を向上させることでより自律神経を安定させます。
冷えへのアプローチ
神経痛の治療には、お灸を持ちることが多いです。神経痛を憎悪させる冷えを改善させると同時に炎症を鎮静化させる効果があります。鍼、マッサージ、ホットストーンに加えお灸を加えることでより神経痛を効果的に改善させる治療を加療します。
アフターカウンセリング
治療後の身体の変化を確認します。また、問診から治療において気づいた点をお話し、それに沿った自宅でできるセルフケアをお伝えします。また、継続を希望する場合は、その場でご予約をお取りさせていただきます。一度様子を見たい場合は、次回連絡をして頂いて結構です。
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