摂食障害を克服しようとする患者さんとの臨床話
摂食障害を抱えた学生の患者さん
『児童養護施設で働きたい。』
体重が増えなければ入院という状況の #摂食障害 と戦いながらも目標に向けて着々と歩んでいるのが今回の患者さんです。NOTOには、昨年の7月に心身の症状を整え自分を変えたい、という思いを持ってご来院されました。摂食障害の事情は、友人には話ができません。唯一話せるのがお母様でした。しかし、そのお母様と自分との気持ちに摂食障害に対するギャップがあり悩んでいる様子でした。私としても、摂食障害を話せる人が1人でも多くいれば、軽くなるのではと考え話をさせて頂いておりました。
そしてつい先日、悩みを話せるグループセラピーを患者さん自身が見つけてきたのでした。初めて小学生の頃から抱えて来た摂食障害を他人に話したそうです。話をすると、心が軽くなって楽になったとおっしゃっていました。また、摂食障害についての姿勢にギャップがあったお母様とも変化がありました。それは、以前より寄り添ってくれている事です。それによって、1日に食べる量も増えてきています。
自律神経の悩む方がNOTOへ来られます。その方々にとって、1番のお薬は何なのか。それは、周りにいかに自分を理解してもらえるか。周りに自分の話をいかに聞いてもらえるかだと感じます。
ここには『安心』というお薬が生まれます。
この安心ほど良い治療薬は、無いと信じています。
この方に関して言うと、体重が医師の許容範ギリギリという過酷な状況にも関わらず『自分』で動いて自分でやるべき事をして、結果的に良い方向へと結びついています。
私は、この方にとても感服しました。まだ大学生です。
目の前の事を一つ一つ着実に一歩ずつコツコツと丁寧に取り組む事は、できそうでなかなかできません。
焦りや不安を消したいがために、一歩どころか飛び越えようとして結果的に渡れない事もあります。
そして今は、
摂食障害を患う
眼精疲労がある
大学へ通う
勉強をする
病院へ通う
人と話をする
この『点』だけでは、何が描かれるのか分からないものです。しかしこの点が繋がり『線』という自分の思い描く又は、思いもよらないものが描かれる事で、今までしてきた自分の生きがいが見えて来ます。
程よくガス抜きをしながらも、ただ目の前の事に取り組む事が今より将来の自分にとって良い事に繋がる事は間違いありません。
この方のバイト先にも以前お邪魔しました。この方には会えはしませんでしたが、美味しかったのでこれから通います✨笑
自分を信じて、進んで下さい😄
自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪 都島区 京橋駅 徒歩1分
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