夜の食いしばりを防ぐ方法
夜間の喰いしばりを防ぐには
食いしばりとは
食いしばりとは、日中に集中をしている時や、考え事をしている時、また力を入れる作業をしている時そして就寝時に無意識または意識的に行われるものです。主に奥歯で噛む事が多いです。また夜は、隣で寝る人が起きるほど大きな音を立てて歯ぎしりをする方もおられます。食いしばりは、ストレスを発散させて自律神経を安定させようとする生理的な反応です。しかし、顎関節の変性を起こしやすく関節炎板を炎症させ顎関節症へと移行する方もいます。歯医者で奥歯がすり減っていると指摘され初めて気づく方も多いです。また、食いしばりによって引き起こされやすい症状が頭痛です。特に側頭部の痛みが多いです。
ストレスによる喰いしばり
先ほど紹介した食いしばりの中で、力むときの食いしばり以外は、精神的なストレスが原因で引き起こす食いしばりです。特に夜間の食いしばりは、無意識に起こっているため意識しての対処法がありません。しかし、これを対処する方法が一つだけあります。
夜間の食いしばりを予防するセルフケア
喰いしばりとは、赤ちゃんでいうと、夜泣きになります。赤ちゃんの夜泣きの原因の殆どが日中に受けたストレスによるものです。色や音、匂い、などの環境刺激や人や食べ物などの接触による刺激、あらゆるものが赤ちゃんとっていい意味でも悪い意味でもストレスになります。そして、このストレスは、夜間の自律神経が働く時間に夜泣きとして現れます。夜泣きとは、一種のストレス発散を方法でもあります。体が成長するにつれて夜泣きは、うなされたり、寝言を言う、食いしばるといったように変化します。大人で赤ちゃんのように泣く人って聞いたことがありませんよね。
そんな喰いしばりも日中にストレスケアをすることで予防が可能です。
日中のストレスケア
頭痛や、顎関節症の原因となる夜間の食いしばりですが、これを起こらないようにするためには、日中のストレスのケアが大事です。その方法をご紹介します。
①呼吸
食いしばりをしてしまう方の特徴に力が入りやすい、力みやすいがあります。力む方は、呼吸が乱れやすいのも特徴です。呼吸が浅く早くなる、または呼吸を止めてしまう方が多いです。ヒトは、ストレスを感じると呼吸数が増えます。酷くなると過呼吸になります。また、この時の呼吸は、吸ってばかりで吐いてはいません。吸ってばかりの呼吸、または呼吸を止めてしまうと身体の血中の二酸化炭素濃度は上がります。そして、酸素欠乏症に似た症状が現れやすくなります。
頭痛、肩こり、イライラ、めまい、記憶が飛ぶ、日中に眠くなりやすいなどです。これが長時間続くことで、身体には大きな負担となり、夜間の食いしばりにつながります。呼吸は必ず吐くことが大事です。吐くことで二酸化炭素を排出し、酸素を吸って循環させてください。呼吸についての記事は下記もチェックしてみてください。
運動
運動をする目的は、頭で考え事を長時間しているのを防ぐためです。頭で考え事が多い方は、頭に血や熱が上りやすく睡眠の質を下げる傾向があります。力が頭や上半身に集まりやすいのも特徴です。身体の上半身と下半身は、お互いの均衡バランスを保っています。片一方が強くなりすぎると体には大きな負担になります。そうならない為にも、運動がお勧めです。運動は、ウォーキングをお勧めしています。時間は、20分です。ランニングより歩くことをお勧めする理由は、有酸素運動の効率が走るより歩く方が効率的だからです。また、ランニングはケガのリスクが高く、疲れも持ち越しやすいため非効率的です。日中に運動をして、少しでも頭を使う時間を減らすことが重要です。
就寝時間
就寝時間が遅くなることは、食いしばりの頻度を上げる原因になります。ヒトは、夜間にネガティブ思考になりやすく、深夜になるにつれてその傾向が強くなります。そのため、就寝時間が遅くなればなるほど食いしばりをする傾向に陥りやすいです。就寝時間は遅くても11時を目安にするとよいです。
ガムを噛む
ストレスを感じやすく食いしばりの傾向が強い人は、するめやおかき、グミといったよく噛む食べ物を好んで食べる傾向があります。この行為は、ストレスケアになっています。そのため、日中によく噛むことで夜間の食いしばりを緩和させる事が可能です。
最後に
食いしばりは、治療だけではなかなか改善ができません。治療は根本的に治す方法ではないからです。食いしばりの原因は、私生活にあります。それを理解し、少しでもストレスから解放されることが症状改善の近道になります。
自律神経専門の美容鍼灸サロンNOTO
大阪都島区京橋駅徒歩1分
コメント