身体の緊張、5つの原因とケア/自律神経を整えるケア
身体の緊張はどうしたら、ほぐれる?
患者さんから、どうすれば身体(筋肉)が緩みますか?と度々、質問を頂きます。身体が硬くなる原因は人それぞれ違います。大まかにわけると次の5つが原因としてあげられます。
身体が緊張する原因5つ
①身体を動かし過ぎる(動的緊張)
歩き過ぎたり、重たいものを持ち過ぎたりと、筋肉を過度に使う事で起こる緊張です。
対処方法
対処方法はいたってシンプルで休ませるです。また、動かした直後にストレッチやお風呂でのマッサージといったアフターフォローをしっかり行う事で痛みの予防に繋がります。
②身体を動かせていない(静的緊張)
同じ姿勢で長時間の作業をする事で起こる緊張です。
対処方法
①の反対です。程よく動かす事が重要になります。ウォーキング、ヨガ、ストレッチ、ピラティス等の程よい運動がお勧めです。また、30分から1時間に一度、同じ姿勢をやめて立ち歩いたり身体を動かす事で、緊張の予防に繋がります。
③交感神経の興奮
交感神経とは、自律神経の活動するために必要な神経です。眠る時は反対の副交感神経が働きます。自宅に帰っても休日でも、仕事の事ややらなくてはいけない事、悩み等を常に考えている方に起こる緊張です。
対処方法
頭で考え過ぎていることが原因なので、身体を動かす事や、自宅にこもらずに外出を心がけて、意識をできるだけ外へ向けるようにしてみて下さい。NOTOのオススメは自然浴です。
④内臓の疲労
食生活による胃腸の疲れです。また、胃酸が出過ぎる事によっても疲労します。胃腸の疲労は、肩や背中、ふくらはぎ等への緊張を引き起こします。このような方の筋肉には特徴があります。ゴムのように弾力があり、鍼やマッサージを凝っている場所へしたとしても、中々緩みません。
対処方法
治療では、足や腰のツボを使って胃腸の緊張を緩和させます。食べ過ぎないにする。よく噛む。刺激物(甘い、辛い、冷たい)を少しだけ控える事をお勧めします。また、辛いものが好きな方は、乳製品をおすすめします。
⑤睡眠不足
睡眠不足の方の身体の緊張もまた、特徴があります。それは、身体全体が硬く、皮膚まで緊張をしてしまっている事です。また、後頭部はボヨンとして程よい緊張が無く、首や背中、アキレス腱にかけて局所的な緊張が強く見られます。睡眠をよく取ることを言いたいのですが、不眠症や寝ているつもりでも睡眠の質が低い方でこの緊張を持つ方が多いです。
対処方法
寝る前、背中や首のストレッチをする、食事は寝る3時間前に済ます、スマホの録音機能で寝ている間に歯ぎしりやイビキ、うなされていないかを確認してみてください。
最後に
人によって原因は違いますが、大きく分けてこの5つが患者さんで多いです。少しでも予防に努め、それでも緊張が取れない場合は、鍼灸治療で緩むキッカケを作る必要があるかもしれません。セルフケアで解決しない時はお近くの鍼灸院へご相談下さい。
自律神経専門の鍼灸サロンNOTO
大阪 都島区 京橋駅 徒歩1分
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